アミノ酸のニンヒドリンによる誘導体は可視検出?蛍光検出? 101回薬剤師国家試験問100の5
101回薬剤師国家試験 問100の5
陽イオン交換クロマトグラフィーによるアミノ酸の分析に関する記述の正誤を判定してみよう。
5 溶出されたアミノ酸は、ニンヒドリン試薬を用いたポストカラム誘導体化法により、蛍光検出される。
101回薬剤師国家試験 問100の5 解答解説
5 × 溶出されたアミノ酸は、ニンヒドリン試薬を用いたポストカラム誘導体化法により、蛍光検出される。
→ 〇 溶出されたアミノ酸は、ニンヒドリン試薬を用いたポストカラム誘導体化法により、可視部検出される。
ニンヒドリン試薬は、アミノ酸をポストカラムで誘導体化することにより、
可視光により検出できるようにする試薬である。
また、ニンヒドリンは、呈色反応も検出に利用され、
1級アミンと反応して青色〜青紫色に呈色し、
2級アミンと反応して黄色に呈色する。
なお、アミノ酸を蛍光検出するための誘導体化試薬として、
o-フタルアルデヒド,ダンシルクロリド,フルオレセインイソチオシアネートなどがある。