ポストカラム誘導体化法では、1つの分析対象物から複数の誘導体が生成しても問題ない 104回薬剤師国家試験問94の4
104回薬剤師国家試験 問94の4
液体クロマトグラフィーでの誘導体化に関する記述の正誤を判定してみよう。
4 ポストカラム誘導体化法では、1つの分析対象物から複数の誘導体が生成しても問題ない。
104回薬剤師国家試験 問94の4 解答解説
4 〇 ポストカラム誘導体化法では、1つの分析対象物から複数の誘導体が生成しても問題ない。
ポストカラム誘導体化法では、
1つの分析対象物から複数の誘導体が生成しても、
カラムを通過した後のことなので保持時間にさほど影響はない。
また、ポストカラム誘導体化法では、
複数の分析対象物から同一の誘導体が生成するとしても、
分離が終わった後のことなので、分析は可能である。
しかし、プレカラム誘導体化で、
1つの分析対象物から複数の誘導体が生成すると、
誘導体の間で保持時間に差がある可能性があるため問題となる。
また、プレカラム誘導体化法では、
複数の分析対象物から同一の誘導体が生成すると分析が困難となる。
よって、プレカラム誘導体化は、1つの成分から単一かつ固有の誘導体が生成する反応が望ましい。