ガスクロマトグラフィーの熱伝導度検出器の特徴 96回薬剤師国家試験問26b
96回薬剤師国家試験 問26b
ガスクロマトグラフィー(GC)に関する記述の正誤を判定してみよう
b 熱伝導度検出器を使用する場合には、熱伝導度の大きいヘリウムや水素などをキャリヤーガスとして用いる。
96回薬剤師国家試験 問26b 解答解説
b 〇 熱伝導度検出器を使用する場合には、熱伝導度の大きいヘリウムや水素などをキャリヤーガスとして用いる。
熱伝導度検出器(TCD)はほとんどすべての有機物・無機物を検出できるが、検出感度は高くない。
ガスクロマトグラフィーの移動相の不活性ガスとして最も良く用いられるのは窒素ガスだが、
熱伝導度検出器(thermal conductivity detector,TCD)を使用する場合には、熱伝導度の大きいヘリウムや水素などをキャリヤーガスとして用いる。
電流を流して加熱したフイラメントが入ったセルに熱伝導率の高いヘリウムや水素を流しておき、そこへ試料中の成分が入ってくると熱伝導率が低くなることを利用して成分を検出する。
熱伝導度検出器(TCD)はほとんどすべての有機物・無機物を検出できるが、検出感度は高くない。