薬剤師国家試験過去問 有機化学 アルデヒド・ケトン H-NMR 85回問5c

第85回薬剤師国家試験 問5c
アルデヒドとケトンの分光学的性質に関する次の記述の正誤を判定してみよう。

 

c アルデヒドは核磁気共鳴(1H-NMR)スペクトルで、低磁場に特徴的なシグナルを示すので、ケトンと区別が可能である。

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第85回薬剤師国家試験 問5c 解答解説

 

c ○ アルデヒドは核磁気共鳴(1H-NMR)スペクトルで、低磁場に特徴的なシグナルを示すので、ケトンと区別が可能である。

 

核磁気共鳴(1H-NMR)スペクトルにおいて、アルデヒドの水素は10ppm付近の低磁場にシグナルを示す。
ケトンのカルボニルに隣接する炭素の水素は2〜3ppmなので区別が可能である。
よって、1H-NMRスペクトルにおいてアルデヒドはケトンと区別が可能である。

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