デオキシリボヌクレオチドの合成とリボヌクレオチドレダクターゼ
本ページでは、デオキシリボヌクレオチドの合成とリボヌクレオチドレダクターゼについて説明しています。
・デオキシリボヌクレオチドの合成(チミジル酸を除く)
還元型リボヌクレオチドレダクターゼの触媒により、リボヌクレオシド二リン酸(ADP,GDP,CDP,UDP)が還元されてリボース2位のヒドロキシ基(OH)が水素になり、2´デオキシリボヌクレオシド二リン酸(dADP,dGDP,dCDP,dUDP)が生成する。
この反応により、還元型のリボヌクレオチドレダクターゼが酸化型となる。酸化型のリボヌクレオチドレダクターゼは、還元型チオレドキシンまたは還元型グルタレドキシンにより還元されて、還元型リボヌクレオチドレダクターゼに戻る。
デオキシリボヌクレオシド二リン酸(dADP,dGDP,dCDP,dUDP)は、ヌクレオシド二リン酸キナーゼとATPにより、デオキシリボヌクレオシド三リン酸(dATP,dGTP,dCTP,dUTP)となる。