市中肺炎患者に推奨される抗菌剤 107回薬剤師国家試験問200

107回薬剤師国家試験 問200

 

68歳女性。
痰を伴う咳、発熱、悪寒、息苦しさ、倦怠感を訴え、かかりつけ医を受診した。

 

(身体所見)
体温38.5℃、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)94%、
心音:異常なし、呼吸音:左肺前胸部に水泡音、
胸部X 線:肺浸潤影あり

 

(検査所見)
白血球数16,000/nL、CRP 4.8mg/dL
副作用歴:ペニシリン系抗生物質により発疹

 

以上の情報から、市中肺炎と診断された。

 

問200(実務)
この患者に推奨される抗菌剤はどれか。2つ選びなさい。
1 クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物配合錠
2 レボフロキサシン水和物錠
3 ホスホマイシンカルシウム水和物錠
4 カナマイシン一硫酸塩カプセル
5 アジスロマイシン水和物錠

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107回薬剤師国家試験 問200 解答解説

 

この患者に推奨される抗菌剤は、
2のレボフロキサシン水和物錠、または、
5のアジスロマイシン水和物錠である。

 

この患者は市中肺炎と診断された。
市中肺炎の原因菌として多いものに、肺炎球菌,インフルエンザ桿菌,マイコプラズマ,クラミジア,黄色ブドウ球菌などが挙げられる。

 

原因菌にもよるが、市中肺炎患者には、
β−ラクタム系,ニューキノロン系,マクロライド系の抗菌薬の投与が考えられる。
ただし、本患者はペニシリン系抗生物質による発疹の副作用歴があるため、
1のクラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物配合錠(オーグメンチン配合錠)は避ける。
よって、本患者には、
2のレボフロキサシン水和物錠(クラビット錠)、または、
5のアジスロマイシン水和物錠(ジスロマック錠)が推奨される。

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