ピリミジンヌクレオチドのサルベージ経路（再利用経路）での合成
本ページでは、ピリミジンヌクレオチドのサルベージ経路（再利用経路）での合成について説明しています。
ヌクレオチドの生合成について、デノボ合成とは別に、核酸を分解して生成するプリン・ピリミジン塩基やヌクレオシドを再利用してヌクレオチド合成する経路をサルベージ経路と呼ぶ。
★ サルベージ経路（再利用経路）でのピリミジンヌクレオチドの合成反応
・ウリジル酸（UMP）のサルベージ経路による合成
ウラシルホスホリボシルトランスフェラーゼの触媒により、ウラシルと5-ホスホリボシル1-ピロリン酸(PRPP)が結合してウリジル酸（ウリジン一リン酸：UMP）が生成する。
・シチジル酸（CMP）のサルベージ経路による合成
ホスホリボシルトランスフェラーゼの触媒により、シトシンと5-ホスホリボシル1-ピロリン酸(PRPP)が結合してシチジル酸（シチジン一リン酸：CMP）が生成する。
チミジル酸(dTMP)のサルベージ経路での合成は下記のリンク先を参照
チミジル酸のサルベージ経路合成
プリンヌクレオチドのサルベージ経路での合成は下記のリンク先を参照
プリンヌクレオチドのサルベージ経路合成